美白成分の特徴と比較

美白成分には違いがあります

世には何十種類も存在すると言われる美白成分。
美白化粧品によく使用されているビタミンC誘導体やアルブチンから、皮膚科で処方されるようなハイドロキノンまでと、その種類はさまざま。

 

しかし、同じ美白効果があると言えど、成分によってどのような違いがあるかご存知ですか?

 

成分によって効果の現れ方の違いであったり、肌に合う合わないなどの違いがあるのはご存知だと思いますが、より詳しい情報や違いをまとめましたので、日々の美白ケアに役立ててください。

 

 

 

シミができるまで

 

既存のシミ

抗酸化

情報伝達

阻害

メラニン生成

阻害

メラニン還元

ビタミンC誘導体

アルブチン

×

ハイドロキノン

×

×

トラネキサム酸

×

×

×

 

トラネキサム酸は、人工アミノ酸で、止血剤として用いられる成分ですが、美白効果もあるとされ、シミなどの治療に用いられる外用薬や化粧品にはトラネキサム酸が配合されているものが多いです。また、肝斑(かんぱん)用の内服薬にも使われており、日本ではトランサミンという商品名で市販されています。

 

トラネキサム酸の美白効果は、主に情報伝達物質を阻害する働きがあると言われています。紫外線を浴びると、肌細胞からメラニンを作らせる情報が伝達されるのですが、トラネキサム酸には、情報伝達物質内のプロスタグランジンなどをブロックすることでメラニンの生成を抑え、しみ・そばかすを防いでくれます。つまりは、メラニン(シミ)の増殖を抑制する美白成分ということです。

ハイドロキノンとは、イチゴやブルーベリー、コーヒーなどにも含まれる天然の成分で、シミの原因となるメラニンを生成するチロジナーゼの働きを阻害する一方、メラニン色素を生成するメラノサイトを減少させる効果を持つことから、シミに抜群の効果を発揮するとも言われる美白剤です。これからできるシミを予防するだけでなく、できてしまったシミにも効果が期待できるという両方の効果を併せ持つ点が他の美白成分とは大きく異なる点です。

 

その美白効果の高さから、美容皮膚科やクリニックでは、シミや火傷、乳首の黒ずみなどの美白治療に処方されています。しかし、美白効果が強烈なだけに、肌への刺激が強いので化粧品への配合量が4%までと上限が決められているのも事実です。

 

5%の濃度のハイドロキノンは動物実験で発がん性が指摘されている点、使用時には日焼け止めの使用や肌を守る為の衣服の着用が必要となる点など、注意が必要な成分でもあります。

アルブチンとはコケモモや梨、ウワウルシなどの植物に含まれている天然型フェノール性配糖体で、美白化粧品にもよく使われている成分です。

 

チロシナーゼという酵素が、皮膚のシミのもととなるメラニン色素を合成するのですが、アルブチンにはチロシナーゼに直接作用し、メラニン色素が作られるのを防いでくれているのです。

 

残念ながら、できてしまったシミを薄くするメラニン還元作用は低い成分ですが、新しいシミを作らない予防美白効果の高い成分と言えます。

 

日常の美白ケアでアルブチン配合の化粧品を使用する場合は、メラニン還元作用を持つビタミンC誘導体やハイドロキノンが一緒に配合されているものを選ぶと、より効果的です。

レモンやキウイなどに豊富に含まれているビタミンCは、美白やアンチエイジングの働きをもつとして知られていますが、ビタミンC誘導体とは、生体内で酵素反応によりビタミンCとなるよう加工した成分です。

 

誘導体化によって、分子構造が壊れやすく不安定であるそのままのビタミンCの特性を安定させ、もともと水溶性の物質を弾きやすい皮膚内にもうまく浸透されることができるのです。

 

抗酸化力が強く、チロシナーゼ活性化阻害力もあることから、超メジャーな美白成分であり、化粧水などで直接利用するほかケミカルピーリングを行った後に塗布することでも知られています。

 

抗酸化作用から、チロシナーゼ活性化阻害、メラニン生成阻害、メラニン還元まで
これからできるシミとできてしまったシミにも両方に働きかける、比較的バランスのとれた効果をもつ美白成分であると言えるでしょう。